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記念すべき初投稿は、このブログの一番の土台である習慣化についてお話したいと思います!

コロナ渦の中で平凡な日々が変わりつつありますが、ゴールデンウィーク明けによくある「5月病」が原因で、普段の習慣が乱されていませんか?

英語講師やコーチングをしている中で、学習方法などについて沢山の相談を受けますが、そもそも論として習慣を理解するところからスタートしましょうとアドバイスすることが多いです。

当たり前のことかもしれませんが、経験上ならびに書籍で学んだことをもとに、コツを3つ配信します!

即実践ポイント

  • takeaways

    既に存在する5分の隙間を見つけることからスタート

  • takeaways

    モチベーションは湧くものではない。
    小さな成功がモチベーションを生み出す

  • takeaways

    目標は一旦設定したら、1日単位のインプットへ焦点

習慣とは

朝の習慣

まず、「習慣」という言葉を聞くと、どういったイメージが浮かんできますでしょうか。

普段の私生活や仕事で、皆さんが自然に行っていることはたくさんあると思います。

●朝の歯磨き
●昼休憩時間のコーヒー
喫煙や飲酒
通学・通勤中のスマホ時間…など

日常で行っているこれらの習慣は、特に毎回意識せずに動作として行っている方も多いのではと思います。(=自動化)

習慣って身近な存在なのですが、これが「学習の習慣」となると、みなさん構えてしまって、苦労されるんですよね。

そこで、英語講師やコーチングをしていて、よくある悩み相談3つを紹介し、関連した習慣化のコツをお伝えします。

よくある悩み3つ

「普段仕事で忙しくて時間がないです…」

「モチベーションが上がらないので、長続きしないです…」

「今、TOEIC500点ですが、3ヶ月で800点まで上げられますか…」

個々の状況は違うので一概には言えないですが、これらの悩みの解決法は、全て「習慣化」に帰結します。

(1) 忙しすぎる

「普段仕事(もしくは学校)で忙しくて時間がないです…」

大前提として、「忙しいわけない!」と否定することは一切しません!

というのも、お仕事や学校で忙しい世の中ですし、私も忙しくて余裕がないと感じることはよくあります。

ただし、個人的には「物理的な余裕」「心の余裕」があると考えます。

前者の場合は、残業や学校の宿題で追われて、寝る間さえ惜しい時です。誰だって経験ありますよね。

一方で、後者は忙しいと感じるが、実際には隙間時間が実はある場合です。

前置きが長くなりましたが、私は「1日5分継続して、昨日の自分よりも1%以上成長する上昇カーブを作りましょう。1日5分ならできる気になりませんか?」と問いかけます。

コーチングをしている中で、「1日5分も割く時間がありません。」とおっしゃった方はいません。

「じゃ、1日のどこで5分確保しましょうか。」と誘導します。

とはいえ、隙間とは言っても新たに隙間を作ることではありません。


上記で述べた、既にある習慣に新たな習慣を紐付けるようにアドバイスします。(※このアイディアは、習慣化のプロであるJames Clear氏がAtomic Habitsという書籍で詳しく解説しておりますので、また別の記事で紹介します。)

例えば、歯磨きをしながら、5分のリスニング。
(歯磨きは大体3分ぐらいですね…大袈裟に言いました。)

もしくは、コーヒーを飲みながら5分の単語学習。
(これは5分以上取れるかもしれないですね…どうでもいいのですが、私はコーヒー結構ガブガブ飲むので一杯5分です。)

これらが絶対に1日で発生する習慣であれば、そこに連想させることで紐づいた新たな習慣も定着しやすくなります。

最後に、1点注意です。コーチングの経験上「朝早起きや夜更かしをしてプラスアルファの時間を作ります!」と燃える方が多いです。(特に初期段階)

ただし、今ある習慣を大きく変えようとすると、三日坊主になるパターンが多いので、まずは1日5分の積み重ねを大切にしてください。

なので、今すぐできることとして、張り切って大きく生活を変えようとするのではなく、既に存在する5分単位の習慣が一日でいくつあるかチェックしましょう!

(2) モチベーションについて

「モチベーションが上がらないので、長続きしないです…」

私もコーチングを始めるまで深く考えたことがなかったのですが…

モチベーションは湧き上がってくるものではない。

こちらも詳しくは別の記事で書く予定ですが、Jeff Haden氏のThe Motivation Mythという本から得た知見です。

不思議なぐらいシンプルな考えですが、なぜか、モチベーションは気分に左右されたり、喝を入れられて燃え上がるように上昇するものだと思っている人が多いのでしょうか。

喝を入れられたりするとやる気になると思いますが、それは一時的なモチベーションです。


Jeff Haden氏は「アクションがモチベーションを産み出す」そして「小さな成功がモチベーションが産み出す」と考えます。

ここで言う「成功」とは、会社での昇進やテストで満点を取るなどの大きなものではなく、「今日は単語新たな10個覚えた」などの「小さな成功」です。

先ほどお話した1日5分ぐらいの小さなレベルでいいです。

つまり、モチベーションが上がらない(自動詞)ではなく、アクションを通じて小さな成功を産み出して、モチベーションを上げる(他動詞)へと変えていきます。

簡単にまとめると、以下のような具合です。

このサイクルの1番初めにある「アクション」が大切な部分です。何でもいいです。

小さな成功を生み出すためには、小さなアクションでいいのです。

そして、不思議なことに5分だけと決めていても、一旦アクションを取ると、それ以上「流れ」が自然とできて、30分ぐらい経過するものです。

しつこいようですが…1日5分ならできる気がしませんか?

(3) 成果について

「今、TOEIC500点ですが、3ヶ月で800点まで上げられますか…」

この気持ち、すごくわかります!

世の中、成果を出すことがどんな場面でも求められますよね。(実際に成果が全ての世界と言われる営業職もやっています…わかります。)

当然ながら、成果のような目標設定はコーチングでも重要にしています。

ただし、一旦目標設定をしたら、成果のようなアウトプットではなく、1日単位のインプットにだけ焦点を当ててくださいとアドバイスします。

反面教師ではないですが、私自身も実践が簡単ではないと感じることも多々あります。

その際には、実際に私がハーバード大学に留学していた時を振り返るようにします。

卒業というアウトプットではなく、毎日を課題をこなすインプットで一杯一杯だった。「卒業したいから頑張ろう」なんて脳裏になかった。日常のインプットの結果として、目標達成した…

と考えるようにしています。

それでは、毎日のインプットへの落とし込み方をおさらいしましょう。


単純な計算なので真新しいことでもないのですが、「しょうもない(←関西弁?)」と思わず読んでください。

例えば、500点から3ヶ月で300点アップするには、マスターすべき新しい単語が1,000以上あるとしましょう。(実際に、500点から800点だとそれぐらいが目安です。)

1,000語というと気が遠くなりますが、1日10語以上(1ヶ月で300語以上)だと、すぐにできる気がしませんか?

日常のインプットでいうと、1日5分でできるレベルですね!

逆に、1日でもサボると、それ以降1日で覚えるべき単語の量が増えて、後から苦しくなります。これが挫折の原因の1つです。(体調が崩れたりして、どうしても無理なら1週間で70語以上を目指すといった具合でもOKです。)

当然ながら、作業的にインプットするだけでいいというわけでもないので、記憶を定着させるテクニックなどは、別の記事を書く予定です。

しかし、それ以前の大前提として、継続的に小さなところからスタートです!

目標は一度定めたら、一旦忘れましょう!目標に固執すると、小手先のテクニックなどに走ってしまいます。

なので、それなら小手先を上手に使って、小さな学習習慣を確実なものにしましょう!

最後に

いかがでしたか?今日はどちらかと言うと座学的なコンテンツとなりましたが、ブログの根底として「習慣化」のコツの3点をお伝えしました。

今後、英語講師やコーチングの経験をもとに、みなさんの1日1%の上昇(=成功)をサポートできるように、生産性や効率性、また具体的なツールなどについて、定期的に情報配信していきます。

リクエストなどあれば、問い合わせフォームや以下のコメントでお知らせください!

Happy Learning!