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本日はアメリカの大学院進学には欠かせないGREの対策についてお話します!

英語の難易度が非常に高く、ネイティブスピーカーが受験する際にも、かなり苦戦する試験ですね。

なので、留学生としては対策が尚更難しいのは言うまでもないです。

私が最後に受験したのが数年前となりますが、予備校や塾などは通わずに受けた結果は以下となっており、自分でも自信を持っているスコアです!

Verbal Reasoning: 165/170
Quantitative Reasoning(Math): 170/170
Analytical Writing: 5.0/6.0

数学は満点で、日本人の受験生の多くが苦労する英語やライティングの部分も高得点と自負してます。

そこで、GREに苦しむ皆さんのために、どのように対策をしたのか勉強法とツールを解説したいと思います!

※本ページはプロモーションが含まれています

1. 英単語対策

英語の論文

大前提として、GREは語彙力だけでは太刀打ちできません。

しかし、英単語力がないと、かなり厳しい試験ですね。

そこで、私の行った対策は以下の通りです。

 紙のFlashcardsを活用

基本は、後述するアプリで学習ができるのですが、携帯のアクセスがない時を想定して、単語カードを購入しました。

例えば、以下のようなものです。

 Magooshの単語帳

上記のフラッシュカードはお金がかかるのですが、無料のリソースもたくさんあります!

例えば、Magooshの単語帳です。

アプリ版は、以下からダウンロードできます。

GRE Vocabulary Flashcards
GRE Vocabulary Flashcards
開発元:Magoosh
無料
posted withアプリーチ

また、PDFの冊子もダウンロードできます。

こちらを制覇すれば、十分すぎるぐらいです!

 Quizletで英単語強化

Quizletはオリジナルで単語帳が作れるウェブサイト・アプリです。

このツールを活用し、上記の単語帳ではカバーできていない英単語などに遭遇した場合は、こちらに落とし込んでいました!

ちなみに、フラッシュカードに画像などを埋め込むこともできて、非常に便利です。

GREの対策法解説

2. Verbal Reasoning(英語)対策

Verbal Reasoning

さて、リーディングセクションが、おそらく多くの方が一番苦しむところですね。

私も、1回目受けた時は難しすぎて、ショックを受けました。

対策としては、とにかく問題を解いて解説をしっかり読むことにつきます。(問題を解くコツなどは割愛します。)

ちなみに、私の取った具体的な対策方法は以下の2点です。

それでは、それぞれの勉強法を解説していきます!

 MagooshのGREオンラインコース

まず主な勉強法としては、Magooshのオンラインコースを中心に使いました。

以下の理由で、GRE対策には個人的に超オススメです!

 理由1:価格

2021年10月12日時点で、クーポンを使って143.20ドルです。(当時は6ヶ月で99ドルだった記憶がありますが…)

他の大手なら1,000ドルはするところですが、圧倒的にコスパがいいです。

しかも、点数アップ保証までやっています!

言い換えると、Premium会員になれば、全体で5点までスコアアップ保証。できなければ返金です。

通学型の塾や予備校に比べて、圧倒的にコスパが高いです!


理由2:問題数の多さ

VerbalとQuantitativeを合わせて、1,400問もあるので、練習をガッツリできます。

問題数の少ない公式問題集に比べてコスパ良し!


理由3:解説の詳しさ

魅力的な問題数に加えて、それぞれの問題にビデオ解説が含まれています。

そもそも、内容が難しいリーディングの問題を、文字だけの解説を読むのは苦痛です。

なので、ネイティブでない人にも非常にわかりやすく、解説が作られています。


理由4:GREの公式問題も含まれている

Magooshの公式サイトにも記載が通り、ETSが公認する問題がMagooshのGREオンラインコースに含まれるようになりました!

2021年12月から追加されましたが、2022年5月時点で「Content you can’t get anywhere else!」と謳っています。

公式問題集もいいのですが、それだけでは物足りない人にもオススメですね!

また、2023年9月に誕生したShort GREにも対応しております。

 


理由5:出願書類関係のサポートも同時購入可能

2023年9月から新たに誕生したサービスですが、GRE対策と同時に以下のような出願書類に関するサービスがセット購入可能となっています!

●出願書類に関するビデオ(ライティングワークショップや解説ビデオ)
●実際に合格した志望動機エッセー(Statement of Purpose)の例や解説
●履歴書(CV)や推薦状のリクエストのためのテンプレート

 その他教材

上記で紹介したMagooshの問題を解いて復習もしたのですが、それでもVerbal Reasoningは不安でした。

なので、とにかく問題を解きまくって不安を解消する対策にしました。

そこで、追加で市販の参考書も活用しました。

Amazonなどを見ると参考書は沢山ありますが、私はとにかく問題数が多い以下の問題集を活用しました。

3. Quantitative Reasoning(数学)対策

Quantitative Reasoning

日本で教育を受けた人なら稼ぎどころと言われるQuantitative Reasoning(Math)、すなわち数学です。

実際に、日本語にすると中学生レベルの問題もたくさん含まれています。

なので、私のように「文系」の人でも、満点は目指せると考えます。

しかし、対策なしではMathも絶対に高得点は取れないので、以下の対策を行いました。

 数学用語を英語で知る

まずは、問題文を理解できないと意味がないので、用語を知ることをお勧めします。

例えば、”factorization”という単語をみて、瞬時に「因数分解」と意味が出てきますでしょうか。

このように、日本語だと知っていても英語だとすぐに出てこない数学用語をまとめた非常に便利なウェブサイトもありますので、参考にしてみてください。

 Magooshの問題を一通り解く

先述したMagooshですが、VerbalよりもQuantitativeの方が解説は詳しいと感じました。

数学がとにかく嫌いな人でも、丁寧すぎるぐらいと感じるかもしれません。

Magooshで間違えた問題については、Evernoteなどのノートアプリに落とし込みました。

そうすることで、後で見返しが非常にしやすかったのでオススメです!

個人的には数学が嫌いではないので、苦痛ではなかったです。

しかし、即答のコツなどは参考になったので、どれだけ得意な人でも一通りは解いた方がいいと考えます!

4. Analytical Writing対策

Analytical Writing

先述したMagooshでは、Writingの対策のコンテンツはありますが、肝心の添削はサービスに含まれていません。

なので、私の行った対策は以下の通りです。

 "Analyze an Issue"向けのネタ集を作る

大学院を目指す人を想定しているGREとなると、エッセーでもある程度高度な一般常識を備えておいた方がいいです。

例えば、以下のお題を考えてみましょう。

Any leader who is quickly and easily influenced by shifts in popular opinion will accomplish little.

リーダーといえば、誰を思い浮かべるでしょう。

政治界で言うと、新たに就任する岸田総理でしょうか。

ビジネス界でいうと、今は亡きSteve Jobsでしょうか。

具体例に正解はないですが、GREではこのような「ネタ」を持っておく必要があります。

対策法として、以前に投稿したTOEFLのネタ集の作り方の記事を参考にしてみてください!

 "Analyze an Argument"のパターンを知る

こちらのタスクには、出題パターンが決まっています。

例えば、以下の文章があったとしましょう。

More students went to college than last year at ABC High School. Therefore, this year, the program was more successful.

この短い文章を見るだけでも、以下のような「ツッコミどころ」がたくさんあります。

(1) “More”ってどれぐらい?昨年比で1名プラスであれば、今年の方が成功と言えるのか?
(2) 絶対数では増えたかもしれないが、学生数全体で算出した%するとどうなのか?
(3) このプログラムだけが成功の要因と果たしていえるのか?例えば、受験生が全体的に減ったのでは?

このように、書く練習をする前に、まずはロジックの穴を見つける練習からのスタートがいいでしょう!

上記以外にも出題パターンがいくつかありますが、リクエストがあれば記事を書きますので、お問い合わせください!

 テンプレートを作る

先述した通り、Analytical Writingセクションには設問がありますが、それぞれのテンプレートは準備しておく必要があります。

例えば、”Analyze an Issue”の場合は、イントロを以下のように決めていました。

(1) 【お題に関連した一般論の導入】

(2) While some argue that…, others go as far to claim that….

(3) This is clearly a subjective and nuanced topic in nature; however, a quick reflection on A, B and C reveals that 【thesis statement】.

GREでは、ある程度高度な表現や単語を用いたテンプレートを準備することが必要と考えます。

以前にTOEFLに関して公開したようなテンプレートのGRE版のテンプレートのリクエストがあれば、投稿も検討します。

 他人やAI(Grammarly)に添削してもらう

個人的には、GREの対策で一番やりにくい点だと思います。

私は幸いにもライティングを校正してくれる友人がいたので、頼りました。

しかし、添削してもらう人がいなければ、以下のような添削サービスを利用せざるを得ないと思います。

もしくは、最低でも語彙や文法の校正はAIを使えば行えるので、Grammarlyの使用をお勧めします!

最近ではChatGPTも進化しているので、添削のツールとして使えますね!

最後に

いかがでしたか?本日は、GRE対策のコツをそれぞれの項目に分けて解説しました!

難易度が高い試験ですが、塾や予備校などに通うことなく、市販の参考書やサービスを使っても、高得点(数学なら満点)は目指せます!

GREについては、初記事になりましたが、今後も更にコンテンツを追加して充実させていきたいと思います。

なので、皆さんがその他実践されている学習法や、記事の内容や無料テンプレートのリクエストがあれば、是非コメントやお問い合わせください。


このようなちょっとした工夫でも成長につながるということを信念に、みなさんの1日1%の成長(=当ブログでいう”成功”)をサポートしていきたいと思います。

そのためにも、英語講師やコーチングの経験をもとに、学習にまつわる生産性や効率性、また具体的なツールなどをテーマに定期的に情報配信していきます。

Happy Learning!