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本日はNotionを活用して、蔵書管理を効率良く、かつ効果的に行う実践法をご紹介します。

レポートや論文を書く際に、ノートや文献を見返して時間を取られていることはないですか?

大学生や研究者の皆さまなら、どこかで見た情報が頭の中にあるけど、参照元が思い出せない経験は、必ずあると思います。

また、学生ではなくても、普段から文献に目を通したり、何かを書く前提で読書されている研究者などの方にも、同様のことが言えるのではないでしょうか?

そこで、本日はNotionのテンプレートを使って蔵書管理をし、学習を成功させる方法を解説します!

※本ページはプロモーションが含まれています

1. 蔵書管理向けNotionの無料テンプレート

Notion ロゴ

回の記事、また前々回の記事で紹介したリンクと同じですが、無料テンプレートはこちらからダウンロードしてください。(※前回の記事を書いた時から、当記事で紹介する蔵書管理のデータベースをテンプレートに追加しております。)

万が一、閲覧できないなどトラブルがあれば、いつでもお問い合わせください。

2. Notionで蔵書管理する方法

蔵書管理

それでは、本題のNotionの各種データベースの使い方をご紹介します。

学生や研究者を想定して作成した当テンプレートに含まれるデータベースは、以下の5種類になります。

●蔵書リスト
●著者データベース
●トピック・キーワード
●引用文
●分野

ちなみに、私自身もアメリカの大学院向けの研究目的などにも利用してきた管理方法なので、学部生だけでなく、院レベルの研究者の方の学習にも役立てると思います!

 蔵書リストのデータベース

まず、蔵書リストは、過去に読んだり、これから読む文献のデータベースですが…

単なるデータベースではありません!

各ページ内でノートが取れるだけでなく、他のデータベースと関連づけることができます。

例えば、蔵書を追加するにあたり、以下のような関連した情報を紐づけます。

著者名
分野
引用文
関連授業
関連トピック・キーワード…など

具体的には、『Notionの経済学』という仮名の書籍をデータベースに追加した場合、以下のスクショのような具合になります。

Notionで蔵書管理の解説

コツですが、もし試験やレポートに向けて、文献に目を通して学習している場合、必ず「関連課題・テスト」には情報を入力をして、紐づけておきましょう。(※どうしてかは、本記事の「3. Notionの蔵書データベースを執筆へ活用」で解説します。)

以下の例で言うと、「経済学入門」のクラスの「レポート課題」にリンクです。

Notionで蔵書管理の解説

また、ノートを取りながら勉強する際に、

「これは後で引用したい!」

と思える箇所があれば、ノート欄の下にある「引用文」のデータベースへ入力してください。

以下の例で言うと、「吾輩は猫である」という引用文を例として入れています。(…はい、かなり適当な例です。)

Notionで蔵書管理の解説

以上のように、ページ作成の際の入力が少し面倒ですが、最初にこの作業を完了すると、後から見返して学習する時に、かなりの時間の節約になります!

まだ使い方がしっくりきていないかもしれませんが、もう少し我慢して読み続けてください!

 著者データベース

次に、著者データベースでは、蔵書リストを作成する際に入力した著者の一覧が見ることができます!

以下のように、Notionでは各データベースに情報を紐づけることができるので、著者ごとに関連した授業や課題などの情報が管理できます。

これは、相当な勉強の効率アップになります!

Notionで蔵書管理の解説

また、以下のような各著者のページ内では、先ほど入力した引用文が自動的に反映されていることにご注目ください!

ここでも、各データベースが関連していることが見えてきますね!

Notionで蔵書管理の解説

 トピック・キーワードのデータベース

同じく、トピック・キーワードのデータベースでも、関連した情報を紐づけています。

キーワードやトピックで煮詰まった時に、このページを見ると、連想できる情報が一瞬で見えるので、アイディアにも繋がりますね!

Notionで蔵書管理の解説

また、以下のように、各ページ内で必要に応じてノートを取りながら、学習することができます。

Notionで蔵書管理の解説

 引用文のデータベース

続きまして、論文やレポートを書いているときに、どこから引用した文章か忘れることがありますよね…

学生や研究者の皆さまなら経験済みだと思いますが…Notionがあれば、大丈夫です!

というのも、蔵書や文献に目を通しているときに、蔵書リストのノート欄にある引用文のデータベースへ入力さえしておけば、以下のようにデータベースに反映されているからです。

例えば、先ほど入力した「吾輩は猫である」がありますね。

Notionで蔵書管理の解説

なお、引用文の補足が必要であれば、以下のようにページ内のノート欄にメモを残しておきましょう。

Notionで蔵書管理の解説

そして、関連した授業に紐付けておくことで、課題や試験勉強の際に、瞬時に戻ることができますね!

以下の例で言うと、「経済学入門」という授業に紐付け、かつ「レポート提出」という課題にリンクしています。

Notionで蔵書管理の解説

 分野のデータベース

最後に、「分野」というデータベースは、各蔵書や文献の分野整理のために作成したものです。

分野別の蔵書だけでなく、関連した著者名、授業名、引用文などが一覧できます。

「分野」というのはざっくりとしたカテゴリーになるので、分野に関連した情報を俯瞰したい時には役立ちます!

Notionで蔵書管理の解説

3. Notionの蔵書データベースを執筆へ活用

執筆

上記でご紹介したようなデータベースの管理ができていると想定し、「経済学入門」でレポート課題があったとしましょう。

おさらいですが、以前の記事で書いた通り、課題や試験のスケジュールおよび講義ノートのページは、既にテンプレート内で作成されています。

Notionで蔵書管理の解説

このカレンダーより課題のページをクリックすると、既に「関連蔵書」や「関連引用文」が紐づいていることが、ページ内で確認できます!

Notionで蔵書管理の解説

そして、「関連蔵書」をクリックすると、既に「講義ノート」にも紐づいているので、どの授業でどの文献を取り扱ったかも連想させることができます。

Notionで蔵書管理の解説

以上のように、各データベースが密接に結びついていることで、学習した情報の統合が半自動的に完了しています!

一番最初のデータ入力さえ怠らなければ、後からの見返しが断然楽で、勉強がスムーズになる様子がお分かりいただけましたでしょうか?

ちなみに、Notionで各データベースを結びつける機能は「Relation」といいますが、使い方が分かれば、Notion内の色々なページと関連づけることができますので、可能性は無限大です!

詳しいRelationの使い方は、こちらを参考にしてみてください。

最後に

いかがでしたか?本日は、学生や研究者の方のために、Notionを活用した蔵書管理法をお届けしました!

慣れるまでは時間がかかるかもしれませんが、一旦入力しておくと、後から論文やレポートの執筆活動が相当楽になりますので、是非ご活用ください。

このようなちょっとした工夫でも成長につながるということを信念に、みなさんの1日1%の成長(=当ブログでいう成功)をサポートしていきたいと思います。

そのためにも、英語講師やコーチングの経験をもとに、生産性や効率性、また具体的なツールなどをテーマに定期的に情報配信していきます。

リクエストなどあれば、問い合わせフォームや以下のコメントでお知らせください!

Happy Learning!