英語学習者でTOEFLを受ける方は多いと思いますが、ライティングセクションで、「ネタが思いつかない!」と悩んでいませんか?
実際に、本番でアイディアが思いつかずに、時間切れを経験された方も多いのではないかと思います。
先日は、Notionというアプリを活用したTOEFLスピーキングのネタ管理方法について記事を書きました。
続編として、本日は…
TOEFLライティングのIndependent Taskのネタを管理する方法
をご紹介します!
英語講師としてTOEFLライティングを指導する中で、よくある悩みやミスが「ネタ」に関連しています。
例えば…
- アイディアが煮詰まらない状態で書いて、内容が支離滅裂
- ネタの具体性が欠けているので、説得力がない
スピーキングほど即興力は試されないですが、限られた時間で適切かつ具体的なネタを出せるようにするためには、対策が必要です。
アイディアが心配な方も、対策さえすれば、少しずつ書けるようになってきます!
ということで、本題のNotionテンプレートの解説に移っていきましょう。
※本ページはプロモーションが含まれています
1. TOEFL対策のNotionのテンプレート

まず、大前提として、TOEFLライティングのネタ集を管理するために、Notionというアプリを使用します。
TOEFLライティングのアイディアが思いつかない人向けに作成した無料のテンプレートがございますので、以下のボタンからアクセスしてください。
2. TOEFLライティングのネタ帳(解説編)

それでは、「TOEFLライティングはネタが思いつかない…」という英語学習者向けに、「ネタ帳」のデータベースの使い方をご紹介します。
 Notionテンプレートの概要
まずは、「TOEFL対策ダッシュボード」の概要から説明します。
現時点では、以下のように「ネタ集」「Speaking」「Writing」という3つのセクションがあります。(今後更に充実予定です。)


ちなみに、このテンプレートは自由にカスタマイズ可能です。
一例として、動画の埋め込みやTo-doリストの追加は以前の記事で紹介済みですが、その他の英語学習を充実させるコツはあります。
例えば、『TOEFLテスト英単語3800』の音源を埋め込んだり…

また、「/table」とショートカットを入力して、目次を挿入したり…

このように、自分だけのTOEFLや英語学習ページを構築できるので、楽しいですね!
今後は色々な機能を充実させていただきたいと思いますが、もしリクエストなどがあればいつでもお問い合わせください。
それでは、本題のTOEFLライティングのネタ帳データベースの解説に移っていきます!
TOEFLライティングのネタのデータベース
まず、ネタ帳のデータベースはTOEFLスピーキングの記事でも紹介したものと同じですので、細かい解説はそちらをご参照ください。
しかし、本日強調しておきたいポイントは…
TOEFLライティング・スピーキング両方でネタが使い回せる
ということです!
例えば、本日ご紹介する予定のTOEFLライティングのお題を見てみましょう。(※ETS公式サイトから引っ張ってきたものです。)
Television advertising directed toward young children (aged two to five) should not be allowed.
広く捉えると「テレビの社会への影響」というお題ですね。
この類のお題は、スピーキングのIndependent Taskでも出題されるので、アイディアが重複します。
なので、ネタ帳のデータベースはTOEFLライティングとリーディングを合わせて管理することが望ましいと考えます。
TOEFLスピーキングのお題のデータベース
続きまして、ダッシュボードのWritingの部分にある「TOEFL ライティング (Independent)」と題したデータベースの解説に移ります。
このデータベースでは、過去に取り組んだライティングのお題と回答を蓄積していきます。
TOEFLスピーキングの記事でも解説した通り、デフォルト表示にしている入力項目は以下の通りです。
「お題」
問題文「例」
前述した「ネタ帳」がここに紐づいています「理由1」
自由項目欄で理由の1つ目を入力「理由2」
自由項目欄で理由の2つ目を入力

次に、お題のページを開けると、上部は先述したテーブル表示と同じ内容が含まれております。

また、ページの下部は何でも記入できる欄ですが、「Writing ノート テンプレート」をクリックすると、TOEFLライティング用の記入内容のテンプレートが自動出力されます。

こちらをそれぞれを解説しますと…
「⏰ タイマー」
ブレインストーミングやライティングの時間を測る場所「🧠 ブレインストーミング」
書く前のアウトラインをメモする場所(英語で例を入れています)「📝 本文」
エッセーを書き込んだり、貼り付けたりする場所
英語講師としてTOEFL指導をする中で、「全くネタが思いつかないです…」という英語学習者には、過去に書いたエッセー内容を定期的に振り返ることをお勧めします。
Notionを活用し、「問題を解いて終わり」ではなく、ネタや書いたエッセーをデータベースに落とし込むことで、後で見直しがしやすくなりますね!
なお、エッセーを書く時間がない場合でも、データベースにネタを加えるだけでも十分対策になります!
3. TOEFLライティングのネタ帳(実践編)

さて、実際にネタを追加したり、エッセーを入力する段階に入りましょう!
なお、TOEFLスピーキングの記事でも紹介した内容と重複しますので、そちらチェック済みの方はスキップしていただいてOKです。
ステップ1:お題を入力
初めに、TOEFLライティングのお題(= Independent Taskの問題文)を英語で入力します。

ステップ2:ノート欄を出力
続きまして、ページ下部の「Writing ノート テンプレート」をクリックし、ノート欄のテンプレートを出力します。

ステップ3:ネタのブレインストーミング
次に、本番通りに解きたい場合は、タイマーを30分に設定し、5分を目安にブレインストーミングを開始しましょう。

実際に、ブレーンストーミング開始です。

ステップ4:エッセーを書き始める
続きまして、「本文」欄で、実際にエッセーを英語で書き始めましょう。(Wordなどの他のアプリケーションで書いてコピペでもOKです。)

ステップ5:ネタのデータベースを更新
さて、エッセーが書き終わったら、復習に突入です。
まずは、ネタのデータベースを必ず更新をしてください。
この作業を忘れると、ネタ集がデータベースに蓄積されませんので、注意です。
なお、ネタの部分の更新方法は2パターンあります。
まず、新たなネタをデータベースに追加する場合:

一方で、既存のネタをデータベースに追加する場合:

ステップ6:理由1と2を入力
最後に、思いついたネタに関連づけて、述べた理由を2つ記録します。

個人的には満点を取るためにできるだけ理由を3つ書きますが、そういった方は、以下のように自由に追加できます。

以上、TOEFLライティングのネタとお題の蓄積プロセスとなります!
慣れるまでは少し面倒かもしれませんが、「書いて終わり」にしてしまうのは勿体無いので、積み重ねでネタの幅が広げていきましょう!
TOEFLは同じようなお題が多いので、何度かトライする中で、「このネタは使える!」という場面が出てくるようになります。
これで、「ネタが思いつかない…」という悪夢を避けるべく、自信を持って準備ができますね。
本日から是非トライしてみてください!
最後に
いかがでしたか?
本日は、TOEFLのライティングのネタが思いつかないという英語学習者の皆さまに、Notionを活用したWriting対策法をお届けしました!
当然ながら、TOEFLライティングで使う英語の質も重要ですが、大前提としてアイディアが浮かばなければ得点が取れないので、初心者の方こそ、まずはネタ集の構築からオススメします!
皆さんがその他実践されているNotion活用法や、記事の内容やテンプレートのリクエストがあれば、是非コメントやお問い合わせください。
このようなちょっとした工夫でも成長につながるということを信念に、みなさんの1日1%の成長(=当ブログでいう”成功”)をサポートしていきたいと思います。
そのためにも、英語講師やコーチングの経験をもとに、学習にまつわる生産性や効率性、また具体的なツールなどをテーマに定期的に情報配信していきます。
Happy Learning!
0件のコメント
1 件のピンバック