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今までは英語学習のコーチや講師としての経験をもとに、学習習慣の重要性方法およびツールについて多く紹介してきました。

とはいえ、コーチングや授業をする中で、学習習慣を始めたところで壁にぶつかり、

「どのように英単語学習をするのがいいですか」

「英単語が覚えられないです」

というお悩み相談をよくいただきます。

本日はその質問にお答えするべく、より実践的な英単語の学習の方法とツールを紹介したいと思います!

具体的には、

Notionという画期的なツールを使い、科学的に有効とされている間隔反復という学習法をお見せいたします!

しかも、TOEIC業界では有名な『金のフレーズ』のコンテンツを例として一部含んだ、無料テンプレートもご提供いたします!

※本ページはプロモーションが含まれています

即実践ポイント

  • takeaways

    Notionというツールは情報の一元管理に最適

  • takeaways

    忘れる脳の仕組みを理解し、「間隔反復」学習で対策

  • takeaways

    Notionの英単語学習の無料テンプレートの使い方

1. Notionとは

アメリカ発祥のツールで、以下のようなことが全て一元管理できます!

様々なツールを使って、異なる場所に、色々な情報が混在する状況を解決してくれるのです。

民間企業、教育機関、そして学習者などの個人ユーザーまで、幅広く愛されています。

実際に使ったことない人はイメージが掴めないと思いますし、慣れるまで少し時間を要するツールですが、

ここ数年で試したツール中では、一番価値がある!

と個人的には考えています。

ちなみに、Notionの使い方の詳細を書くだけで1つの記事になりますので、当記事では割愛します。

しかし、様々な記事(例:こちらこちら)でも紹介されていますので、初心者の方は、まずダウンロードして感触を掴むところからスタートをお勧めします!

2. 間隔反復 (Spaced Repetition)とは

忘却曲線と間隔反復

ここから本題に入りますが、闇雲に英単語を暗記をしていませんか?

私自身も学生時代などを振り返ると、頭ごなしに気合で暗記していることもありました。

しかし、どれだけ頑張って覚えても、忘れると「あーーー」と、嫌になる経験は誰しもあると思います。

そこで、少し科学的な知見をお借りして、合理的な暗記法を導入してみることはいかがでしょうか。

具体的にいうと、間隔反復 (Spaced Repetition)というメソッドがあります。

平たくいうと、

忘れかけるタイミングを認識し、
その時に繰り返し復習を行うことで、
長期的な記憶に落とし込む

ことです。(辞書的な定義ではありません。)

間隔反復というのは、上記のグラフにある忘却曲線という概念に基づいており、反復の頻度は学習法によって、若干の振れ幅はあります。

今回ご紹介するツールでは、以下のように設定しております。

1日目に1回目の復習
7日目に2回目の復習
20日目に3回目の復習
35日目に4回目の復習

要点は「とにかく復習」するのではなく、「忘れかけの時に復習」することが重要です。

脳が情報を掘り起こす能力を鍛えられ、結果として効率が良い学習法とされています。

3. Notionの英単語帳テンプレート

英単語の学習

無料のテンプレート

まず、無料テンプレートこちらからアクセスできます。

Notionのアカウントを持っていない方でも、閲覧であればできますので、まずは様子見でもOKです!

次に、使い方を3ステップに分けて解説します。

(1) 英単語の新規追加

まずは、『金のフレーズ』にある”result”という単語入力例をもとに、新たに英単語を追加するページから解説します。

以下の”New”というボタンをクリックからスタートです。

Notion 英単語追加

そして、以下の画面から単語の情報を入力。

Notion 英単語追加ページ

各入力項目

以下の通りでたくさんあるようですが、慣れればサクッと入力できます。

1️⃣タイトル

英単語を入力する部分です。

2️⃣分類

単語に「タグ」をつけられます。

テンプレはTOEICのレベルを想定した600〜990点の4段階と「オリジナル」のタグを入れています。

3️⃣日本語訳

文字通り、英単語の訳を入力する部分です。

4️⃣学習開始日

開始日から起算して復習スケジュールが計算されるので、忘れないようにしてください。

5️⃣次の復習日

一旦学習した単語の、次の復習日が自動的に表示されます。

6️⃣1〜4回目チェックボックス

復習するごとにチェックをする項目です。

7️⃣達成度

もう達成できている単語は「3」、まだまだという単語は「1」という具合で数値を入力します。

8️⃣暗記ポイント

単語の注意点を「タグ」で管理します。例として「用法注意」を入れました。

9️⃣ノート

上記の8️⃣に関連したメモを入力します。入力例の”result in”という熟語の場合、”result from”という他の意味を持つ表現との用法の違いを覚えることが重要ですね。

🔟関連(これが Notion最強と言える理由)

この単語帳のデータベースにある他の単語と連想させることができます!例では、”result from”という他のページとリンクさせてあります。

📝コメントと本文欄

ここでは、例文をメモったり、連想させる写真を貼ったり、発音の動画を貼ったり…可能性は無限大!

(2) 反復単語リストの使い方

次に、入力が完了がしたら、反復単語リストの一覧を確認します。

Notion 英単語 間隔反復 反復リスト

これは単なる英単語のリストではなく、学習の幅を広げる便利な機能が豊富です!

スクショ続きで申し訳ないですが、それぞれ解説します。


1️⃣フィルター

表示する単語の条件を設定できる機能です。

このテンプレートでは、達成度が3でなければ消えない(=要復習)ように設計されています。

一見難しそうなフィルター条件ですが、簡単にアレンジ可能ですので、触ってみてください!

Notion 英単語 間隔反復 フィルター

2️⃣反復チェックボックスのポイント

一旦学習を終えた英単語の「次の復習日」は、学習開始日から起算して、以下のように復習が必要となるように設定されています。

1日目に1回目の復習→
7日目に2回目の復習→
20日目に3回目の復習→
35日目に4回目の復習

1〜4回目のチェックボックスを押すごとに、次の復習日が自動更新されます。

暗記のコツですが、この4セットの中のどこかで間違えたら、必ず学習開始日を本日にリセットし、1〜4回目もチェックボックスを外してください


3️⃣様々なデータベース閲覧形式

Notionの強みの1つが、データベースの閲覧形式を自由自在かつ1クリックで変更できることです!

当テンプレートでは、以下4つを作成済みです。
1. 通常
2. 重要ポイント別
3. 全単語表示
4. レベル別

以下のボタンから閲覧できます。

Notion 英単語 間隔反復 様々なデータベース表示

「暗記ポイント別」の表示

(1) でもご紹介した入力項目にある暗記ポイントで「多義語」や「用法注意」のタグをに入れることで、このように絞って閲覧が可能になります。

Notion 英単語 間隔反復 暗記ポイント別表示
全単語の表示

次に、フィルターなどを全くかけていない全単語表示です。

Notion 英単語 間隔反復 全単語表示
英単語レベル別の表示

最後に(1) でもご紹介した分類の入力内容に基づき、単語のレベル別に絞って閲覧が可能になります。

Notion 英単語 間隔反復 レベル別表示

(3) 反復スケジュールのカレンダー

最後に、上記で入力されたデータベースの内容は、カレンダーで確認するすることもできます!

次に何をいつ復習するのか、すぐに確認できていいですね!

Notion 英単語 間隔反復 学習カレンダー

最後に

いかがでしたか?本日は、間隔反復という学習方法に沿って、Notionを活用した英単語学習の実践法をお伝えしました。

Notionは操作方法に慣れるまでは時間がかかるかもしれませんが、このようなちょっとした工夫が学習効率を高め、1日1%の成長(=当ブログでいう成功)につながっていきます。

ちなみに、テンプレートは『金のフレーズ』から一部だけ抜粋して作成しましたが、

「完全版が欲しい…」
「他の単語帳の分もあれば…」

などのリクエストがあれば、ご要望ください。

…頑張ります(笑)

その他リクエストなどでもOKですので、コメントや問い合わせ欄にてお願いします!

Happy Learning!